

今の時代、キャリアの端境期にいるミドルの悩みは深い
45歳から55歳くらいまでの間は、キャリアの端境期ではないか、と考えています。キャリア相談の内容と私自身の経験とを照らし合わせると、そのように思われるのです。早い方は40代前半から端境期に入って、人生後半の働き方に悩み始める人もいます。...


フランスの学力試験で18歳の若者が問われるのは
5月19日(金)に、教育ITソリューションEXPOに出かけてきました。教育分野のキャリアコンサルタントではありませんが、若い人たちに社会が何を期待して、どのような施策を打ち出しているのか、知っておくことも必要だろうと考えたからです。目当ては、2つの講演でした。1つは、『高大...


燃え尽きた灰の中から生まれてくるもの
50代の方にご経歴を伺っていますと、40代で「燃え尽きた」ことが転機になったという方がいらっしゃいます。そのタイミングで、自らキャリアチェンジを図ったり、社内の異動で違う職務にアサインされたり、その結果、新境地を開いたとおっしゃいます。...


仕事が虚しくなったときが、自分の本心を知る良い機会
ふっと、自分がやっていることが虚しくなるとき、無意味に感じられるとき、おありでしょうか? この問いに対して、ふたりの方を思い出します。 お一人は、アパレルショップを経営していた方。洋服の買い付けにヨーロッパへ出かけた帰路、地中海で休暇をとったのだそうです。美しい海と空を見て...


働き方改革というけれど
おおっぴらには言いにくいものの、忙しすぎるという理由で転職される方が少なからずいらっしゃるのではないかと思います。「実は。。」とお話されるご相談者もいらっしゃいます。 ところで、忙しいのは、会社や上司のせいとばかりは言えません。同じ職場や担当業務のメンバーを見回してみると、...


病みながら生きるという生き方(高橋正雄先生による)
放送大学というのは気前のよい大学で、単位を望まなければ、学費を払わなくても興味がある講座をテレビやラジオで視聴でき、テキストも自由に購入することができます。 土曜日の夜、たまたまスマホでBGMに良さそうな局がないか探していた時に、「中高年の心理臨床」という講座を見つけ、選ん...


職務経歴書は企業からのラブレターへの返信
毎度、テレビネタで恐縮です(笑) 金曜日の夜、NHKで「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」という番組が放送されています。最初は、食事のBGMくらいにつけていたのですが、職務経歴書のコンサルティングに通じるところがあることに気づいて、面白くなってきました。...


40代で仕事に悩んだとき考えるべきこと(3)目的地へ
年齢に関わらず仕事に悩むということはありますが、年代ごとに悩みの内容が違っています。経験値が違うわけですから、違っていてほしいし、違ってくるはずですね。 40代は会社の中では中核を担う世代で、上からも下からも頼られる存在でありながら、内心は自分の限界が見えてきて、先行きに不...


時間が盗まれるに任せない
いつからこんなに忙しくなってしまったのか、と思うことがあります。たとえば、小学校1年生で年賀状を石膏版画で作って以来、35歳頃までは毎年、数百枚の年賀状をゴム版画で作っていました。図案を考えて彫る。何色も色を重ねるために、乾くのを待つ。一人ひとりにメッセージを書く。よくそん...


人生の使い方
40代後半になりますと、体力や気力の衰えを嘆く方が増えてくるようです。私自身、体力の衰えに直面しました。還暦まで2年となって、最近は脳力の衰えも実感しています。 体力の衰えを感じてから、時間の有限性を意識し始めました。これからますますできることが減っていくことを考えずにはい...