

年齢に背中を押される時
歴史番組が好きで、「歴史秘話ヒストリア」や「英雄たちの選択」などはよく見ています。 少し前に放送された番組ですが、面白いと思ったのが、伊能忠敬と明智光秀。 ◎ 英雄たちの選択(NHK) 「真説・山崎の戦い~なぜ光秀は天下をとれなかったのか?~」(8月3日放送) ◎ しくじり先生俺みたいになるな!!(テレビ朝日) 「周りのしがらみと目の前の仕事に追われ夢を追いかけることを後回しにしてしまった伊能忠敬」(8月6日放送) ふたりの共通点は、年齢に押されて自分の夢や野心を実現するための一歩を踏み出したということです。 伊能忠敬が測量の旅に出たのが55歳のとき。子供の頃の夢は天文学者になることで、日本地図を作るというのは、地球の大きさを図るための方便だったそうです。測量の結果、地球の大きさを高い精度で予測していたということです。地図の完成を見ずに74歳で死去しましたが、本人としては夢を叶えて満足だったのではないかと思います。 明智光秀が本能寺の変に踏み切ったのは、67歳のときだそうです。その13日後、山崎の戦で敗れて命を落としました。光秀が本能寺の変を起こ