病みながら生きるという生き方(高橋正雄先生による)

放送大学というのは気前のよい大学で、単位を望まなければ、学費を払わなくても興味がある講座をテレビやラジオで視聴でき、テキストも自由に購入することができます。

土曜日の夜、たまたまスマホでBGMに良さそうな局がないか探していた時に、「中高年の心理臨床」という講座を見つけ、選んでみました。ちょうど聞こえてきた内容が、人生後半を充実させるための生き方として、私が考えていることに通じるものがあったので、がぜん興味を惹かれてテキストをアマゾンで発注。今日、届きました。

それは、高橋正雄先生が書かれた「病みながら生きるという生き方」という章の最後のまとめの部分でした。要約を試みましたが、やはりそのままここに掲載したく思います。

自由に自分らしくいる

「人生において病むことの意味」

1.日常的な義務から解放されて休養ができる。

2.社交や世間体などのために費やす時間が減る。

3.行動が制限される分、孤独で内省的になり、感覚的にも敏感・繊細になる。

4.これまでの生き方を振り返って、自分の人生で真に大切なものを

  考える機会になる。

5.病気をそれまでの生き方に対する警告として受け止め、健康管理に気を

  つけるなど、自分にとって無理の少ない生き方ができるようになる。

  (一病息災的な生き方)

6.現実からの距離がとれて、世俗的な価値観を相対化できる。

7.さまざまな可能性が限定されるために、一点に努力を集中させることができる。

8.人生の価値や生きることの意味に対して複眼的かつ非競争的な思考ができるように

  なり、これまでつまらないと見過ごしてきたことにも新しい意味や価値を

  見いだす。

9.人生に対する過大な要求が減り、生きていること自体が素晴らしいと感じられる。

10.周囲からの期待が減り、自分本来の道に専念できる。

11.自分の限界や弱点を認識して謙虚になり、自分が周囲の支援や犠牲のもとで

  生かされていることに感謝できるようになる。

12.人生の悲劇的な部分に対する認識が深まるとともに、病を乗り越えることで

  自信ができ、人生の困難や不条理に対する耐性ができる。

13.自分が死すべき存在であることを実感して、仕事の完成に情熱を注ぐ。

14.他の病者や弱者に共感的になり、治療的な態度がとれるようになる。

15.いわゆるminority(少数者)としての立場からの発言や活動ができるようになる。

高橋先生は「人間は病や障がいという苦難を体験することによっても成長する可能性がある存在なのであり、そこに病みながら生きる者が畏敬の対象たりうる理由もある。」と文章を終わっています。

年齢を重ねていくことの意味にも、重なっているのではないでしょうか。

『中高年の心理臨床(放送大学教材)』齋藤高雅、高橋正雄/NHK出版

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