仕事が虚しくなったときが、自分の本心を知る良い機会

ふっと、自分がやっていることが虚しくなるとき、無意味に感じられるとき、おありでしょうか? 

この問いに対して、ふたりの方を思い出します。

お一人は、アパレルショップを経営していた方。洋服の買い付けにヨーロッパへ出かけた帰路、地中海で休暇をとったのだそうです。美しい海と空を見ていたら、「自分はいったい何をやっているのだろう」と思い、帰国後、社員に暇を出し、店をたたんでしまったそうです。

もうお一人は、大きなディールを扱う証券会社の社員としてアメリカで働いていた方。ある日、自分のやっていることが虚しくなり、退職して世界放浪の旅に出られました。今は、環境ビジネスに携わっていらっしゃいます。

多くの方がうらやむような職業(立場)、収入を手に入れていたおふたりが、何を思って手に入れたものを捨ててしまったのか、本当のことはご本人にしかわかりません。ただ、欲しいと思って手に入れたものが、思ったほど魅力的ではなかったことに気づいたのではないかと、想像しています。

あるいは、手に入れたものを維持するために払う犠牲が負担になってしまったのか。はたまた、外的キャリアを追求して目標としていたレベルまで到達したので、内的キャリアの追求に比重が移ったということかもしれません。

外的キャリアは、所属組織、地位や収入というわかりやすい尺度で評価されます。それに対して、内的キャリアは、個人の個性や経験に育まれた想いに根差したものであり、一人ひとり異なり多様なものです。

もし、今まで追い求めてきた価値に疑問を感じ始めたら、それは本来、自分が望んでいたものなのか、自分にとって大事にしたいものは何かを考えてみる時期がきたサインかもしれません。同じ仕事でも違う意味づけをできれば、またやりがいを取り戻せることもあります。

私自身のことで言えば、かつて会社勤めをしていたとき、担当業務が無意味に思えて、まったく身が入らなかったことを思い出します。経験の浅い人間が勝手に判断していたことでしたので、今思えば、その意味について、きちんと上司に確認してみればよかったと思います。意味のある仕事として身を入れられたか、やはり無意味な仕事だと思ったか、今となっては、それこそ意味のない問いではありますね。


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山川純子(やまかわじゅんこ)

有限会社インタリスト

 

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