言い訳 あるいは立場の表明

キャリアの話題というのは、いたって個人的でありながら、ある集団や組織の問題でもあり、社会的な問題でもあります。私のような正確を期したいがために優柔不断になってしまう書き手にとっては、そのことが悩みの種になってしまいます。

たとえば、ある世代の人についてイメージしながら文章を書いていても、「そうは言っても、当てはまらない人もいるよね」と考えてしまい、多岐にわたる例外について書きたくなってしまうのです。しかし、そうすると、「何を言いたいのかがさっぱり伝わらなくなってしまう」と考え直して、例外には目をつぶって書き進めるということは、毎回のことです。

ご相談者一人ひとりが異なる状況に置かれていることもそうですが、新しい集まりに足を運ぶと、同じテーマであっても、参加者が所属している企業によって、大いに異なる状況であることがわかったりします。

類型論は嫌いだという知人がおり、何かのラベルで人を決めつけたくないという気持ちはとても良く分かります。が、ある人の性格特性や興味関心を短時間で理解するのに、類型論とても役に立ちます。類型論は、単なる決めつけではなく、統計的に信頼ができるだけの情報収集と分析の上に成り立っていますので、要は使い方ということになりますでしょうか。

また、一人として同じ人生を歩んでいる人はいないことは事実であるとしても、似た経験をしている人に出会うこともまた事実です。「悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだ」と知って気持ちが軽くなったということは、私だけではないと思います。

古典ともいえるレビンソンの『ライフサイクルの心理学』やマズローの『人間性の心理学』を読んで共感できるのも、今も昔も人は根っこのところで、そんなに変わらないものだからかもしれません。

いろいろあるさ

というわけで、あらゆることを知っているわけでもない私が、限られた自分の経験(直接、間接を含めて)や知識を元に、何かを言ったり書いたりすることは、どなたかにとって意味のあることであろうと、日々自分を励ましつつ書いています。

何かを決めつけるつもりはありません。異なる経験や立場の方には、違う景色が見えていることをわかっているつもりです。読者の方には、そのようなつもりで書いていることをご理解いただければうれしく思います。そして、率直なご意見やご感想をメールなどでお寄せいただければ、さらにうれしく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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山川純子(やまかわじゅんこ)

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