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IT系から医療系へ。転身の軌跡

今回の先達:田原由加里さん(40代) 

      助産師セラピスト、ホリスティックケアサロン「こうのとり」主宰

聴き手  :山川純子(ライフキャリアアドバイザー/捨てるキャリアコンサルタント)

共通の知り合いから、田原さんの噂を聞き、ぜひにと取材を申し込みました。それというのも、システム関係の仕事をしていた田原さんが、今では助産師さんとして活躍されているという、意外なキャリアチェンジを果たされていたからです。

田原さんの経歴については、主宰されているサロンのホームページのプロフィールを元にお伺いした内容を追記して、まずご紹介します。

【田原さんプロフィール】

自動車メーカーに11年間勤務し、ITシステムの運用に携わる。 退職後、祖母の入院がきっかけで、看護師と言う仕事を次のステージに選択。 看護学校に入学。

将来は、在宅看護という目標を持つが、3年間の在学期間中に母性実習で出産を見学し、いのちの誕生に、魂が震える感動を体験。助産師になりたい!という気持ちを強く抱く。 卒後は看護師として大学病院の消化器内科と産婦人科の混合病棟で3年間勤務。 その後、国家試験に合格、助産師となる夢を実現する。 総合病院で助産師として6年間勤務。 妊娠・出産、母乳育児、助産師外来などの支援をする中で、看護師時代に抱いていた予防医学への関心を更に強めていく。自然治癒力を引き出すホリスティックなケアについて学びを深めるため、総合病院を退職し、地域のクリニックに勤務しながら2年間学び続ける。 2014年春より、助産師として複数の産院や助産師学校で非常勤勤務し、いのちの誕生に携わりながら、女性の健康をサポートする「ホリスティックサロンこうのとり」を開業する。

健康関連のセミナー講師としても活躍中。

コラムの記事は、ご経歴について伺った続きから書き起こします。

Q:最初の会社を辞めようと思ったのはなぜですか?

田原さん:同じような仕事の繰り返しで虚しさを感じていたところに、多忙や人間関係のストレスが重なって、体調をくずしてしまったんですね。勤務中に健康管理室で休まなければいけないことがあって、もうこれは続けていけないなと思ったんです。

Q:そうだったんですか。大変でしたね。

それにしても、ITの次に選んだ仕事が看護師というのは、私からするとすごいチャレンジだと思うのですが、ご自分では思い切ったことをしたという感じはありますか? また、年齢的に新しいチャレンジをすることをためらう気持ちはありませんでしたか?

田原さん:実は、在職中から転職を意識して動物の看護師の資格を取っていたんです。退職後に資格を活かせる仕事を探しましたが、転職先がみつからず。。そんな時に、祖母が倒れて、私が看病することになりました。世話をすることが楽しくて、人の看護師もいいかもしれないと思いました。

医療の勉強は楽しかったですし、人と話すことも好きです。変だと思われるかもしれませんが、注射はするのもされるのも好きで、まさに天職だと思っています。

看護師から助産師になりたいと思ったのは、看護学校の実習で出産に立ち会ったことがきっかけでした。

Q:看護師になったことも助産師になったことも、田原さんにとって、ごく自然な流れだったのですね。

(次回に続きます。)

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